生物学研究者とは、地球上に生息する生物の生命現象を、
その起源や進化の過程を踏まえ、科学的に解明していく、
学問のことで、研究対象によっては遺伝学、解剖学や、
動物学、植物学、分子細胞学など、非常に多くの、
分野に分かれているようです。現在最も注目を浴びている、
生物学の分野は、SARSの流行で脚光を浴びた免疫学や、
バイオインフォマティクスに関する遺伝子学です。又、
地球上の生物の種類は、1千万種を越えると言われます。
それら様々な生物が、どのように生きているのか、
体の仕組みはどうかなど、無数の問題の中から自分の、
テーマを選んで研究をするのが、生物学研究者です。
大学で、無脊椎(むせきつい)動物が、どのようにして、
(脊椎動物)に進化したのかを探る生物学研究者を例にとれば、
背骨になると思われる遺伝子をニワトリから取りだし、
海の無脊椎動物の(ホヤ貝)の卵に注入して変化を、
観察する研究をしてます。命ある物をあつかう実験は、
手際よく進める必要がありますが、1度の実験で思った結果が、
出るものではありません。実験は、夜遅くまで忍耐づよく、
繰り返されます。 公的研究機関で、池の水に住む微生物を、
調べる研究者の場合は、テーマは、生物にとって住みやすい、
環境とはどういう場所かです。4人でチームを組み、
池の水やプランクトン、土などのサンプルを採取し研究室で、
プランクトンの種類や数、また池の水に含まれる成分などを、
分析しています。実験データを整理し、他の研究者の意見を、
聞いたりして、集めたデータの正確さの確認を繰り返します。
数量のミスは、研究を台無しにします。 採集や実験は、
おこなわず、古い文献や標本によって、植物の分類に、
関する研究をする研究者もたくさんいます。研究成果は、
必ず論文にまとめ発表します。大学で働く研究者の場合は、
学生を教育することが加わります。生物学研究者になるには、
高度な専門知識が求められるため、大学の理学部などを卒業し、
さらに大学院の修士課程や博士課程で学ぶのが一般的です。
生物学研究者は、大学や公的研究機関、民間研究機関などで、
様々な専門分野に分かれて研究をおこなっています。
研究を重ねて得た成果を、論文にまとめて広く公表し、
高く評価されることが、生物学研究者としての、
キャリアアップにつながります。具体的な研究先としては、
中学、高校、大学の教員や製薬系の企業などと、
病院研究施設などに研究員として就業するようです。
独立行政法人 国立環境研究所
〒 305−8506 茨城県つくば市小野川16−2
029−850−2314 FAX 029−851−4732
H.Pアドレス・http://www.nies.go.jp/



